【西オーストラリア】グルメと自然が魅力のマーガレットリバー観光情報!美食&野生生物との出会いに感動<体験レポ>

オーストラリア大陸の西側約3分の1を占める西オーストラリア州。ワイナリーと自然が豊かなエリア・マーガレットリバー周辺は、プレミアムな美食体験、素晴らしいビーチ、野生のカンガルーとも出会える断崖絶壁や鍾乳洞、2つの海が交わるルーウィン岬などの体験が待っています。マーガレットリバーを拠点に、知ればきっと旅したくなる魅力あふれるスポットの数々をご紹介します。
【西オーストラリア】グルメと自然が魅力のマーガレットリバー観光情報!美食&野生生物との出会いに感動<体験レポ>(C)モデルプレス
【西オーストラリア】グルメと自然が魅力のマーガレットリバー観光情報!美食&野生生物との出会いに感動<体験レポ>(C)モデルプレス
ワインと美食の街として名高いマーガレットリバー
西オーストラリア州といえば、美しい自然と都市がバランスよく共存している州都パースのイメージをもたれる方が多いかもしれませんが、同州は南部にも素晴らしい自然景観が多く残っており、そちらにもぜひ目を向けてほしいところ。
マーガレットリバーのミーラップビーチ(C)モデルプレス
マーガレットリバーのミーラップビーチ(C)モデルプレス
パースから車で約3時間南下した場所に位置するリゾート地・マーガレットリバーは、200軒以上のワイナリーが点在する国内随一のプレミアムワイン産地。オーストラリアの高級ワインの3割近くがマーガレットリバーで生産されています。
マーガレットリバーは、インド洋岸のバッセルトンから南極海岸のオーガスタへと抜けるバッセル・ハイウェイ沿いにあり、三方を海に囲まれた地形、そして日照時間が長く降水量が少なく、ブドウ作りに適した条件が揃っていることこそ銘醸地たる所以。ワイナリー併設のレストランでの美食体験も旅のハイライトとして記憶に残ることでしょう。
パース~マーガレットリバー間の長距離バスも運行していますが、国全体が車社会ということもあり、各施設ごとの距離がかなり離れているので、効率的に観光するならレンタカーでの移動がベストです。
受賞歴多数の正統派ワイナリー「ルーウィン・エステート」
ルーウィン・エステート(C)モデルプレス
ルーウィン・エステート(C)モデルプレス
マーガレットリバーで評判のプレミアムワインを味わうなら、古参ワイナリーの1つとして名を馳せる「ルーウィン・エステート」へ。
西オーストラリア州で最⼤級のワイナリーというだけあり、とにかく驚くほど敷地が広大!ワイナリーは美しく広大なガーデンの奥にあり、セラードア、レストランを併設しています。
ルーウィン・エステート(C)モデルプレス
ルーウィン・エステート(C)モデルプレス
ルーウィン・エステート(C)モデルプレス
ルーウィン・エステート(C)モデルプレス
ルーウィン・エステート(C)モデルプレス
ルーウィン・エステート(C)モデルプレス
地下にはグループ利用向けのテイスティングルーム、元々樽を貯蔵していたスペースを活用したアートギャラリーがあり、ここに展示されているアート作品の数々は、「ルーウィン・エステート」のワインシリーズ「アート・シリーズ」のエチケットのデザインとして採用されているもの。実際の絵画とマッチングするワインを楽しめるなんて粋ですよね。
ルーウィン・エステート(C)モデルプレス
ルーウィン・エステート(C)モデルプレス
レストランでは、メニューから好みの一皿を選ぶプリフィクスコースを自家製ワインのペアリングと共に頂けます。
ルーウィン・エステート(C)モデルプレス
ルーウィン・エステート(C)モデルプレス
前菜のヒラマサのカナッペは、繊細な泡が心地よい乾杯酒と一緒に。冷菜にはライムとアヒ・アマリージョの柑橘の爽やかなソースを添えたホタテのマリネをチョイス。こちらは「アート・シリーズ」の2023年ソーヴィニヨンブランを合わせて。アロマが香るすっきりした味わいで、新鮮なホタテに合う繊細な華やかさが特徴です。
ルーウィン・エステート(C)モデルプレス
ルーウィン・エステート(C)モデルプレス
ルーウィン・エステート(C)モデルプレス
ルーウィン・エステート(C)モデルプレス
主菜は、絶妙な火入れのやわらかなブラックアンガス牛のサーロインを、「アート・シリーズ」のカベルネソーヴィニヨンと共に。果実感と細やかなタンニンの複雑な味わいがお肉と相性抜群。
ルーウィン・エステート(C)モデルプレス
ルーウィン・エステート(C)モデルプレス
素晴らしいワインと特別感のあるロケーション、料理もどれも日本人好みの味で、ワイン好きの方にぜひとも訪れてほしい一軒です。
芝生の特等席でお洒落なペアリングランチを「スウィングス&ラウンドアバウト」
スウィングス&ラウンドアバウト(C)モデルプレス
スウィングス&ラウンドアバウト(C)モデルプレス
スウィングス&ラウンドアバウト(C)モデルプレス
スウィングス&ラウンドアバウト(C)モデルプレス
カジュアルな親しみやすさ、都会的なお洒落さが魅力の「スウィングス&ラウンドアバウト」も、マーガレットリバーでおすすめしたいワイナリーの一軒。
元々この地にあった古いワイナリーのブドウ畑を引き継いで、プレミアムからミドルまで幅広いレンジのワイン作りを行っています。生産されたワインは地元の小売店にも出回っており、味はローカルのお墨付き。
スウィングス&ラウンドアバウト(C)モデルプレス
スウィングス&ラウンドアバウト(C)モデルプレス
(C)モデルプレス
(C)モデルプレス
スウィングス&ラウンドアバウト(C)モデルプレス
スウィングス&ラウンドアバウト(C)モデルプレス
スウィングス&ラウンドアバウト(C)モデルプレス
スウィングス&ラウンドアバウト(C)モデルプレス
ウッド調のカジュアルなレストラン、新しくなったセラードアを併設しており、店内を抜けると青空に映える青々とした芝生と美しいワイン畑が広がります。また、日本のワイナリーでは見かけないキッズパークがあるのも大きな特徴。
この地域の比較的新しいワイナリーや醸造所は、子連れ利用を見込みキッズパークを整備しているところが増えているそう。大人がワインを飲んでる傍ら、子どもは遊具でのびのび遊べる工夫がうれしいですよね。
スウィングス&ラウンドアバウト(C)モデルプレス
スウィングス&ラウンドアバウト(C)モデルプレス
スウィングス&ラウンドアバウト(C)モデルプレス
スウィングス&ラウンドアバウト(C)モデルプレス
前述の「ルーウィン・エステート」が大人のためのワイナリーならば、ここは子連れ歓迎のワイナリーといったところ。看板犬のブルテリア“Tex”ものびのび放し飼いで、利用者を出迎えます。
そんな現代的なワイナリーが生み出すワインを、素敵な眺めとともに頂けるペアリングランチコースはぜひとも体験してみて。ペアリングで頂くワインはすべてBackyard stories =プレミアム銘柄のみ。
スウィングス&ラウンドアバウト(C)モデルプレス
スウィングス&ラウンドアバウト(C)モデルプレス
はじめの一杯はロゼのスパークリングを、アルバニー産イワシと薄切り野菜のサラダとともに。さっぱりした日本人好みの味付けの冷菜に、軽い口当たりのロゼがマッチ。
続くマッシュルームクロケットはシャルドネと共に。9ヶ月樽で貯蔵したシャルドネは、オークがきちんと香りクリーミーかつマッシュルームとよく合うお味。
スウィングス&ラウンドアバウト(C)モデルプレス
スウィングス&ラウンドアバウト(C)モデルプレス
メインはラム肩肉とひよこ豆のフムス、そしてカベルネ・ソーヴィニヨン。フレッシュハーブやハリッサオイルで、中近東のエッセンスをアクセントにきかせています。デザートの濃厚なチョコムース、ルバーブソース添えは、華やかなロゼスパークリングと共に。最後の一品までワインを合わせてついほろ酔いに。
スウィングス&ラウンドアバウト(C)モデルプレス
スウィングス&ラウンドアバウト(C)モデルプレス
ちなみに「スウィングス&ラウンドアバウト」ではシャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラーズが人気TOP3だそう。お土産にワインを探す際の参考にどうぞ。
グランピングも楽しめる有機オリーブ農場「オリオ・ベロ」
オリオ・ベロ(C)モデルプレス
オリオ・ベロ(C)モデルプレス
マーガレットリバーはワインだけでなく、オリーブ栽培にも適した気候。「オリオ・ベロ」は、家族経営でオリーブオイルの製造・販売までを一貫して行うオリーブオイルファーム。敷地内に約8,000本ものオリーブの木が植えられており、敷地内の工場で一本ずつプレスしてボトル詰めしていく、昔ながらの手法でオリジナルオリーブオイルを製造しています。
オリオ・ベロ(C)モデルプレス
オリオ・ベロ(C)モデルプレス
オリオ・ベロ(C)モデルプレス
オリオ・ベロ(C)モデルプレス
オリオ・ベロ(C)モデルプレス
オリオ・ベロ(C)モデルプレス
オイルの種類は、ヴァージンオリーブオイルはもちろん、マンダリンやレモンオイル、フルーツエキス配合のブレンドオイルを含む全21種類。カフェスペースでは、オリーブオイルを使ったケーキやオリーブのリーフティーも頂くことができます。
オリオ・ベロ(C)モデルプレス
オリオ・ベロ(C)モデルプレス
オリオ・ベロ(C)モデルプレス
オリオ・ベロ(C)モデルプレス
加えて、せっけんやスキンケアオイルなどのオリーブオイルを使ったオリジナル美容製品も展開。オリーブオイルのリラクゼーション施術を受けられるマッサージルーム(事前予約制)も完備しています。
オリオ・ベロ(C)モデルプレス
オリオ・ベロ(C)モデルプレス
さらに、こちらでは2017年より敷地内にてグランピング施設の営業もスタート。池を囲むようにオリーブオイルの種類にちなんだ名前の宿泊棟16棟が並び、内部は洗練されたホテル客室のよう。(一部屋280ドル〜/日)
オリオ・ベロ(C)モデルプレス
オリオ・ベロ(C)モデルプレス
オリオ・ベロ(C)モデルプレス
オリオ・ベロ(C)モデルプレス
各棟のテラスの椅子やハンモックでお昼寝したり、オリーブオイル使用の特製スイーツを味わったり…ファームとの繋がりを感じられるロケーションは、非日常を過ごすのにうってつけです。
オリオ・ベロ(C)モデルプレス
オリオ・ベロ(C)モデルプレス
“ビーントゥバー”のチョコレートショップでお土産探し「ガブリエル・チョコレート」
オリオベロ(C)モデルプレス
オリオベロ(C)モデルプレス
観光がてらこのエリアで人気のお土産もチェックしたいところ。「ガブリエル・チョコレート」は、世界の様々な地域からローカカオ(生のカカオ豆)を輸入し、マーガレットリバー・ヤリンガップ地区の自社工場でオリジナルチョコレートの製造、販売までを行うチョコレートメーカー。西オーストラリア州初の“ビーントゥバー”のチョコレート店として、フリーマントルにも店舗を構えています。
ガブリエル・チョコレート(C)モデルプレス
ガブリエル・チョコレート(C)モデルプレス
ガブリエル・チョコレート(C)モデルプレス
ガブリエル・チョコレート(C)モデルプレス
まろやかな甘さのミルクチョコレートからハイカカオのダークチョコレート、フルーツやナッツ配合のチョコレートまで、種類豊富なフレーバー展開のタブレットが売れ筋。ジンジャーチョコ、オレンジピールチョコ、チョコクッキーも隠れた人気アイテムです。
ガブリエル・チョコレート(C)モデルプレス
ガブリエル・チョコレート(C)モデルプレス
イートイン用にホットチョコレートやジェラート、チョコレートチャンククッキーなどの焼き菓子もあり、甘いスイーツでひと休みしたい時にもぜひどうぞ。
鍾乳洞「ンギルギ・ケーブ」で神秘的な地下空間を探検
ンギルギ・ケーブ(C)モデルプレス
ンギルギ・ケーブ(C)モデルプレス
マーガレットリバー一帯は、上質なグルメスポットというだけでなく、ワイルドな大自然や青く美しいビーチとの出会いも必見です。
ンギルギ・ケーブ(C)モデルプレス
ンギルギ・ケーブ(C)モデルプレス
まずは長い年月にわたり形成された土地の成り立ちを観察できる地下洞窟「ンギルギ・ケーブ」へ。1899年に発見されたこの鍾乳洞は、善の精霊(Ngilgi)と悪の精霊(Wolgine)の戦いを描いた先住民アボリジニの神話にちなんで名づけられたそう。
ンギルギ・ケーブ(C)モデルプレス
ンギルギ・ケーブ(C)モデルプレス
階段で地下へ降りると、下に行くにつれひんやりと空気が冷えこみ、照明に照らされた見事な鍾乳洞全体を見渡せます。大小さまざまな鍾乳石がつらら状に形成され、洞窟全体を自然のヴェールのように覆うさまは見事。現在の姿に至るまでの途方もない年月を感じさせます。



